最凶赤ちゃん計画 ネタバレナシとネタバレアリ感想

こんな赤ちゃんは嫌だ!

ネタバレなし

あらすじ


背が赤ちゃん並みに小さいキャルヴィンは相棒と共に宝石強盗を行ったが警察から逃れる途中で目当てのダイアをたまたまいたダリルとヴァネッサという夫婦のカバンに隠してしまう。ダイヤを取り返すため捨て子の振りをするが……


キャルヴィンの体は実際の子どもを使い顔だけマーロン・ウェイアンズのものをCGで合成したみたいなんですが2006年の映画だけあってやっぱり映像に違和感が生じています。てっきり観る前は小人症の役者が演じるものだと思っていたんでびっくりしました。向こうってそういうのうるさそうだけど大丈夫だったのかな……
でもまあコメディとしてはそこそこ笑えましたよ。
ただし下品な描写が多いので苦手な人は注意。

ネタバレあり

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登場人物がみんなバカばっかりなのが印象的でした。相棒の頭の悪さにごまかされがちですがキャルヴィンもなかなかのアホだと思うんですよ。だって赤ちゃんのフリして運よくダイヤを盗んだところでその後どうするんでしょう?逃げたとしてもまともな親なら赤ん坊がちょっとでもいなくなればすぐに通報して騒ぎになるのがオチでしょう。
というかダリルはキャルヴィンのことよく許したなあ。だって自分の奥さんに手を出しているんですよ。それとももしや気づいていないのかな……ああ、やっぱりバカなんだ(笑)

さてこの映画、第27回ゴールデンラズベリー賞を総なめしています(笑)でもその中でちょっとまずいのが最低リメイク及び盗作賞を受賞してしまっていること。本作はバックス・バニーの「Baby Buggy Bunny」というエピソードにかなり似ているんですよ。あのアニメも赤ちゃん強盗が盗んだ金がひょんなことからバックスのところに渡ってしまい自ら捨て子を装って侵入するというものでして冒頭はそっくり。結末はバックスが赤ちゃんの正体に気づき通報して刑務所に入れられるという2人の間で友情が芽生える映画のオチとは真逆のものなんで最初から最後まで瓜二つというわけではありません。正直これくらいだったらパクリとは言い難いでしょう。
ただどうみても言い逃れできないだろうシーンが1つあるんですよ……それは終盤でギャング仲間がキャルヴィンをベビーベッドに連れて行き電気を消した後ボコボコに殴られるという場面、アニメのほうにも全く同じ場面があります。しかも最後に口でスイッチを消す音のマネをするところまで一緒です。
もう完全にアウトですね(笑)

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