パパが遺した物語 ネタバレなしとネタバレアリ感想

Close to Youは偉大なり

ネタバレなし

あらすじ


小説家ジェイクは自分が運転していた車で交通事故を起こしてしまい、妻を死亡させてしまう。脳に損傷を負い、心を病んだジェイクは躁鬱病と診断され、一人娘ケイティを残して精神病院に入院するが……


予告編や原題が「Fathers & Daughters」であることから父と娘をテーマにした映画だと思っていましたがどちらかと言えば過去が原因で人を心から愛せなくなった娘がそれを乗り越えていく話がメインでした。
結構期待していたんですが残念ながらあまり感動できませんでしたね。

ネタバレあり

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邦題がネタバレになっているのはちょっとまずいですね(笑)それは抜きにしても25年後のパートではケイティの様子からしておそらくもうこの世にいないだろうと予想していましたがあんなにあっけない最期だっだとは……エリザベスとウィリアムは嫌な人たちでしたが彼らの言うことを素直に聞いておけばよかったのになあ。
あと1つ引っかかったことがあります。おそらく僕が知識不足なだけなんでしょうがジェイクの病気は自分が知っている躁鬱病とは随分違うなと感じました。躁鬱病って躁状態と鬱状態を繰り返す病ですが彼はそういう風には見えなかったですし、痙攣の発作が出るなんて聞いたことがなかったんでね。

きっと最後はジェイクがケイティに向けて書いたあの小説のおかげで彼女の気持ちが変わるんだろうなと予想していました。しかし引き金はなんと本ではなく「Close to You」だったのにはびっくり。おいおいそれでいいのか(笑)でも確かに名曲ですもんね、僕もあの歌大好きですもん。劇中で使われていたのはマイケル・ボルトンというシンガーソングライターによるカバーでした。僕はやっぱり聞き慣れているカーペンターズのほうが断然好みなんですが調べたらどうやらこっちもカバーなんですね。元々は1963年にリチャード・チェンバレンという歌手が発表したそうです。まあ誰が歌うにしろこの曲はやっぱり最高です。
それにしてもキャメロンはよく許したなあ。浮気にブチギレて出て行ったときには彼の気持ちは完全に冷めたようにみえましたがよくよく考えれば彼女からもらった大切な原本を返していない時点でまだ未練があったんでしょうね。

余談ですが「ブラックリスト」のトムでお馴染みのライアン・エッゴールドがチョイ役の嫌な奴で出ていたので思わず笑ってしまいました。

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