顔のないスパイ ネタバレナシとネタバレアリ感想

平凡なスパイ映画

ネタバレなし

あらすじ


CIAは先日起きた上院議員殺害事件を伝説のスパイであるカシウスの仕業だとにらみ、彼を追い続けていた元CIAのポールを呼び戻す。ポールは若きFBI捜査官ギアリーとコンビを組むが……


スパイ映画としては平凡であんまりオススメできないです。
リチャード・ギアは本作の格闘シーンで肩を脱臼したようですがその割にはアクションもぶっちゃけ大したことないのが悲しいですね……

ネタバレあり

スポンサーリンク

「顔のないスパイ」っていうからてっきり変装の達人でいくつもの顔を持つスパイの話かと思ったんですが全然違いました。イマイチしっくりこない邦題ですが原題のほうはもっとまずい気がします。なんてたって「The Double」ですからね(笑)この映画には二重スパイの人間がいますよって教えてるようなもんでしょう。

割と序盤でカシウスの正体が判明するのには驚きました。ぶっちゃけここがピークだったなあ……一方でギアリーは何かしらの謎を抱えているのは一目瞭然。だってあれほどまでにカシウスに執着する理由が全く見当たらなかったのが不可解でしたし、ポールも突っ込んでいましたが就職先をCIAではなくFBIにしたのは怪しさ満点でしたもの。
それにしてもギアリーは組織から送られてきた暗号文を路上のごみ箱に捨ててしまうなんてなかなかのへっぽこスパイでしたね(笑)

あとカシウスはワイヤーを凶器にするという特徴があったので斬新な戦いを見せてくれるんじゃないかとワクワクしていたんですが殺し方がワンパターン過ぎてがっかりしました。

よく理解できなかったのはギアリーが写真からカシウスの正体を導き出したところ。だってポールはカシウスのことを知り尽くしているって言うくらいですから別にあれだけ写っていたって別に不自然ではないと思うんですよ。それからわざわざ紙に「ポールはカシウスじゃない」なんて書くのはちょっとわざとらしくないですか?そんなもの書く必要ないでしょ(笑)

1つ気になったのはポールは見ず知らずの子どもが野球しているところなんかよく見れたもんだなあと思いました。普通は失った息子のことを思い出して目を背けたくなるものでしょう。まあ悲しみ方は人それぞれですが。
余談ですがこのときポールに話しかける母親……ニコール・フォレスターという女優さんでして「シカゴ・ファイア」に出てたときから感じていたんですがゲイリー・シニーズに滅茶苦茶似ていませんか?すごく綺麗な方だとは思いますがどうも彼女を見ると彼のことが頭をよぎってしまいます(笑)

スポンサーリンク