グランド・イリュージョン ネタバレナシとネタバレアリ感想

序盤のマジックだけでも観る価値あり

ネタバレなし

あらすじ


フォー・ホースメンというマジシャンのチームがラスベガスでショーを行いながらパリの銀行から金を盗むという大技を披露する。FBI捜査官のローズは彼らが次に行う犯罪を阻止しようとするが……


マジックをテーマにした映画は数ありますがこれがぶっちきりで面白いと思います。ジャンルは強いて言うならクライム映画にあたるのかな、まあとにかくオススメですよ!

ネタバレあり

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まず冒頭でダニエルがやったマジックが衝撃的でした。この手の映画って基本的に出演者が別の出演者を騙すだけなんですが、このシーンは出演者が観客を騙すというとんでもない場面でしたね。ビルにダイヤの7が映し出されたときは最高に痺れましたよ……この時点で本作にかなり魅了されていました。
一時停止してじっくりみてみるとスペードの5とかダイヤの13とかもちゃんとあるんですけどダイヤの7だけは連続で複数枚並んでいるっぽいです。いやー、お見事。

アクションシーンもなかなか良かったです。まさかあんなド派手なカーチェイスが見れるとは思ってもいなかったです。それとジャックがマジシャンらしくカードで戦う様はまるでFFのキャラみたいで非常にユニークでした。

5人目のホースメンの正体は全く予測できなかったなあ。だってどう見ても本気で捕まえに来てましたもん(笑)できれば伏線が欲しかったけれど別にこの映画ってミステリーじゃないから絶対に必要なわけでもないですし、そもそも怪しい行動を1つもしなかったからこそ正体がバレない凄腕のマジシャンなわけですのである意味当然の結果かもしれませんね。

フォー・ホースメンはそれぞれキャラが立っていたけれど他3人と比べると紅一点であるヘンリーの見せ場がちょっと少ない気がします。彼女が得意とする脱出芸を本作に上手く組み込むのは難しかったのかもしれません。

原題は「Now You See Me」。これはマジシャンが「Now You Don’t」とセットで口にする常套句だそうで2つ合わせて「見えますね、ほら消えた」といった意味になるそうです。ラストでローズがフォー・ホースメンやブラッドリーに正体を明かし「やっと見つけたね」というオチにつながるのがなかなか秀逸ですね。
一方、邦題も一目見てマジシャンの映画だとわかりますし尚且つ本作が持つ華やかさを表した良いタイトルだと感じました。

大満足だったので続編も当然観ますよ!

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