スリザー ネタバレナシとネタバレアリ感想

気持ちが悪すぎる映画

ネタバレなし

あらすじ


アメリカのとある田舎町に小さな隕石が落下する。隕石の中には地球外生命体が潜んでおりグラントという男に寄生する。その日から彼の様子は徐々におかしくなり……


ジャンルは一応SFホラーコメディだそうです。でも正直笑うところ全然はなかったかな。
洋画を600本ほど観ましたが本作はトップクラスに気持ち悪いグロテスクな描写がかなり多いので苦手な人は注意。
余談ですがこの映画は伊藤潤二の「うずまき」という漫画に影響を受けたそうです。僕は読んでいないんで詳しいことはわかりませんがファンのかたなら楽しめるかも。

ネタバレあり

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キャラクターは以外にも敵側であるグラントが一番魅力的でしたね。
最初はただ若くて美人が好きなだけなスケベじじいかと思っていました。しかしブレンダの誘惑を退け、寄生されても彼女の愛を貫く様は本当に素晴らしかったです。
一方で味方側であるビルやスターラのキャラがどうもパッとしないんですよね。この辺はもうちょいなんとかならなかったのかな。

最も気持ち悪かったのはやっぱり肥大化したブレンダですね。案の定爆発したときは絶句しましたよ。思い出しただけでも吐きそう……おえー。

本作で最も多く登場するヒルにもナメクジにも見えるやつがどうみてもただの雑魚だったので全体的に緊張感に欠けました。だって口さえ塞いでおけば平気なわけですからね。あとゾンビもゲロ攻撃が強烈とは言え足めっちゃ遅いですし、正直僕があの世界に放り込まれても生きて帰ってくる自身ありますよ!(笑)
ただイカみたいになったグラントはかなりの強敵でしたね。ガス爆発でなんとか倒しましtがよくよく考えれば触手で繋がっているうえにあんなに近くにいたビルも絶対ただごとじゃすまないと思うんですが(笑)

1つ気になったのはグラントが死んだ後のゾンビたちのこと。個人的には気絶しているだけで生きているという展開がいいんですがその辺の描写が一切ないってことはやっぱり死んだと捉えるべきなんでしょうか……悲しいなあ。

そういえばグラントが最初に発見した地球外生命体の元みたいなやつは放置されたままなんですよね。ラストで運悪く臓器の中で生き残った寄生体に猫が襲われてバッドエンドになってしまいましたがどの道親玉が生きたままなんでもうこの世界は終わりでしょうな(笑)

ちなみに「Slither」というのはつるつる滑るという意味だそうです。まさに本作にぴったりですねえ。

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