クリムゾン・ピーク ネタバレナシとネタバレアリ感想

この屋敷、何かがおかしい……

ネタバレなし

あらすじ


20世紀初頭、アメリカ人のイーディスは何者かによって殺された父カーターの莫大な遺産を受け継ぎ、イギリスの準男爵であるトーマスの家に嫁ぐことになる。ところがそのお屋敷にはとんでもない秘密が隠されていたのであった。


セピア色を基調としており、黒が闇のように暗い映像はとても印象的でした。
ただしホラー映画なので当然ですがびっくりするシーンが多いので苦手な人は注意。
一応恋愛映画にも分類されるようですがそっち目的で観るのはあんまりオススメできません

ネタバレあり

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正直イーディスの「幽霊が視える」という設定は別になくてもよかったんじゃないかと思いました。この映画の肝はやっぱりシャープ姉弟のやばい素性という部分ですから人間の怖さだけで十分ホラーとして成立している気がするんですよ。
オカルト方面に突き進むのならルシールにもっと超自然的なパワーを与えてほしかったですね。だっていくらなんでも強すぎでしょ(笑)背後からとはいえ大の男を洗面台に叩きつけて殺すなんて普通の女性にできるのかなあ。
そもそも幽霊は喋れるなら「あなたの手が彼の血で染まることになる」なんてふんわりした言い方じゃなくてもっとストレートに言うべきですし、イーディスを転ばせるくらいのことができるならシャープ姉弟に嫌がらせでもしろよ!と突っ込まざるを得ませんでした。
あとイーディスの母親の幽霊は出て来るくせにカーターは出てこないのはなぜなんでしょうか。父親も犯人の顔をばっちり見ているわけですから「シャープ姉弟に殺された」って知らせたかったでしょうに。
それとラストのイーディスとルシールの屋外の戦闘も非常に禍々しい風景で決戦の場としては最高でしたが、トーマスが火傷するほど危なっかしい掘削機をギミックとして一切使わなかったのはかなり残念でした。

ところでミア・ワシコウスカの見た目は結構好みなんですがぶっちゃけ丸メガネはあんまり似合っていないと感じました。なんというか髪色とあいまってかおばあちゃんっぽくなっちゃうんですよね(笑)
当初、主演はベネディクト・カンバーバッチとエマ・ストーンが予定されていたみたいですがそっちのコンビも観たかったなあ。

そういえばアランの母が24のテリー役でお馴染みのレスリー・ホープだったことに全く気づけませんでした。衣装や髪型のせいもあるんでしょうがずいぶん印象が変わったなあ……

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