名前負けしてる
ネタバレなし
あらすじ
殺し屋メルは仲間のシスコたちと手を組み、自分たちが所属する組織に内緒で実業家ニシの娘ケイコを誘拐する。ところがその少女は組織のボスであるパリスの名付け子であった。シスコは誘拐犯を見つけるようパリスに命じられるが……
91分と短めなんで気楽に観たいときにオススメ。コメディとしてはイマイチだけどアクションとしては悪くなかったですよ。
ただ「Big Hit」とは大当たりや大ヒットという意味ですので正直名前負けしている感じは否めません(笑)
ネタバレあり
ちょっとわからなかったのがケイコがメルにいつから惚れたのかということ。少なくとも木槌でぶん殴って逃げようとした時点ではどう見ても敵意を抱いてますよね?うーん……女心はようわからん(笑)
あと終始コメディタッチでしたがガンプが殺されたときはドン引きしてしまいました。ラストで実は生きてたっていうことにしてくれてもよかったのになあ。
さて、昔懐かしいビデオレンタル店が出てきてなんだか懐かしい気持ちになったのは僕だけではないはず。00年代初頭くらいまでは得体の知れないマイナーなレンタル店が結構ありましたよね。今じゃ全部潰れちゃいましたけど……
ところでメルとシスコが死闘を繰り広げているときにちらっと映るポスターのほとんどがトロマ・エンターテイメントという低予算中心だけどカルト的人気を誇る映画制作会社のものってご存知でしたか?「Sgt. Kabukiman N.Y.P.D」、「Zombie Island Massacre」、「Stuck on You!」、「They Call Me Macho Woman!」、「Tromeo & Juliet」、「The Toxic Avenger Part Ⅱ(ググったらなんと関根勤や永井豪が出ているらしい)」など聞き慣れないタイトルばっかりですが「ロミオとジュリエット」のパロディのやつだけはかなりくだらなそうなんで是非観てみたいです。そういえばなぜかトロマ作品とはおそらく関係のない「レッド・アフガン」と「小熊物語」のポスターも貼ってあるんですがこれはどういう繋がりなんでしょう……
ちなみにスタッフロールの最後にかかっているヒップホップ調の「Don’t Stop」という曲、あれって実はマーク・ウォールバーグが歌っているんですよね。歌手のイメージが全然ないんでこれにはかなり驚きましたよ。