日本公開版はカットしすぎ
ネタバレあり
かなり評価が低めみたいですが僕は結構楽しめましたよ。前作よりも糞尿とかゲロのような汚い要素が多めになったので好き嫌いがはっきりわかれそうですが。
あんまり評判が芳しくないのは多分みなさん日本公開版しか観てないからだと思うんですよ。僕は日本公開版を観ていないんで詳しいことはわかりかねますがなんとハンソンが存在しないことになっているようなんです。屋敷に初めて入る序盤もクライマックスの戦闘もラストシーンもカットしたらかなり意味不明な作品になること間違いないでしょうに……前回のおさらいという日本独自の追加映像が加わった日本版の上映時間が75分でオリジナルが83分な時点でどれだけひどいカットかは一目瞭然ですね。ちなみに2003年に発売されたDVDではなく2014年に再販されたものですと特典映像としてハンソンのシーンが観られるそうです。
なぜこれだけのカットをしたかというとどうやらハンソンが左手に障害を抱えているという設定がまずかったそうです。でもそんなこと言ったら足の不自由なドワイトはどうなるんだ!そもそも不完全なら公開するなよ!と突っ込まざるを得ませんね。
ちなみにHuluとNetflixではアメリカで公開されたノーカットバージョンが楽しめるので未見の方はぜひご覧ください。
さて、カットの話はこれくらいにしましょう。
前作から引き続き出るのは唯一生き残ったシンディだけかと思いきや普通にショーティやレイが出てきて笑いました。一体どういう世界観なんだよ(笑)
教え子たちに嘘をついて幽霊屋敷に連れて行くというプロットはおそらく「ホーンティング」をベースにしていると思います。それと屋敷そのものは「ヘルハウス」を意識しているはずです。だって名前がまんまでしたから(笑)
あとドワイトと幽霊が車椅子で戦うシーンは誰がどう見ても「ミッション:インポッシブル2」でしたね。白い鳩まで出てきたときは吹き出しそうになりました。
それからシンディが赤いドレスでオールドマンを誘惑する場面が「ホワット・ライズ・ビニース」だったりシンディとブレンダとテオによる「チャーリーズ・エンジェル」やシンディが持っていたモロ「ハリー・ポッター」なハリー・ラリッターの本とかも最高でした。本編と全然関係ない「エクソシスト」風の冒頭も面白かったです。
他にも探せばいろんなパロディがあるんでしょうが残念ながら僕が見つけられたのはこれくらいでした。
関連記事