こんな爺ちゃんは嫌だ!
ネタバレなし
あらすじ
結婚間近の弁護士ジェイソンは祖母の葬式へ訪れる。するとそこで祖父ディックから2人で傷心旅行をしようという提案を受ける。しかしそれは久々の独身生活にハメを外すディックに振り回されるというとんでもないものだった。
正直あまりオススメできません。ゴールデンラズベリー賞に多数ノミネートされるのも納得の出来です。
そしてR-15指定なだけあって下品な描写が多いので苦手な人は要注意。
ネタバレあり
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この映画は「自分を偽らずに好きに生きろ!」みたいなメッセージ性を持っているけれどどうも説得力に欠けます。
まずディックがジェイソンに対して親の敷いたレールを進むなとか言ったくせにいくら同級生とはいえディックがベタ惚れしたエレーナの友達でしかないシャディアに惚れるのはいいの?それってお祖父ちゃんが敷いたレールじゃないの?
そもそもシャディアってそんなに良い女だとも思わないんですよ。だってレストランで他人の金をネコババしてトンズラするようなやつですよ、ありえないでしょう。メレディスと別れるのは構いませんがもう少しちゃんとパートナーを探したほうがよろしいかと。
そんでもってディックは息子デヴィッドが嫁の尻に敷かれる男になって情けないとも言ってた割に自分が再婚してからはエレーナに頭が上がらないのはダサすぎ(それともここ笑うところ?)。
ディックは孫ではなく息子とちゃんと向き合うべきなのになあと感じました。
あとディックが元特殊工作員という要素は詰め込みすぎな気がします。それを活かしたかっこいいアクションシーンとかなかったですもん。
それともちろん自分はできませんが片手腕立て伏せとかよくわからない斬新な倒立とか観客を沸かせるほどなのかな……
それからディックはやたらとジェイソンにカンチョーをしていましたが全然笑えなかったの僕だけでしょうか。あれってすごい危険だからやめなさいって小学校のころ先生が口すっぱく言っていたのを思い出してしまうんですよね。
全く良い大人が何してるんだか……
こうして振り返ってみると僕はどうやらディックが全然好きになれなかったみたいです(笑)あんな祖父の相手をするのはゴメンだしあんなお爺ちゃんになりたくもないです。
批判ばかりになってしまいましたが結婚式の伝言ゲームのようなやり取りだけは非常に面白かったですよ。そしてロバート・デ・ニーロのたどたどしいラップも印象的でした。
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