王様のためのホログラム ネタバレナシとネタバレアリ感想

サウジアラビアの観光映画

ネタバレなし

あらすじ


アメリカのIT企業の営業職を務めるアランはサウジアラビアの国王の甥と知り合いだという理由で現地に赴き自社のホログラムシステムを売り込むプロジェクトを任されていた。ところがその交渉は困難を極める……


原作はデイヴ・エガーズの同名小説ですがそっちは未見で本作を鑑賞しました。
一応ジャンルはコメディ映画ということになっていますが僕はクスリともしませんでしたよ。あまりオススメはできません、評価もかなり低いですしね。
ただ中東を舞台にしたハリウッド映画って大抵物騒なものになりがちですがこの映画はドンパチや殺人が一切なかったので結構新鮮な体験でした。サウジアラビアについてほんのちょっとだけ詳しくなれますよ!とはいってもロケ地はモロッコやエジプトだったみたいですがね(笑)
それから濡れ場があるので苦手な人は注意。

ネタバレあり

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まず邦題に関してですが正直イマイチですね。だって王様もホログラムもそんなに出てきませんもん(笑)何かのメタファーってわけでもなさそうですし……それとも原作だともう少し出番があるのかな。
おそらく国王とのビジネスの話よりもアランの中年の危機の話のほうがメインだと思うんですがそっちはどうも興味が持てませんでしたね。娘の学費が払えないということ以外は割と幸せそうな生活を送っているようにみえたんでね。
あとなぜあの受付嬢はカリームがいないと言ったのかがさっぱりわかりませんでした。ただのミスなわけないでしょうし……
ラストの太陽と三日月のドアもおそらく深い意味があるんでしょうが珍紛漢紛でした。イスラム教は三日月と星をシンボルにしているんで多分そういった宗教的な要素が関係していると思うんですがね。

一番印象的だったのはやっぱり海のシーン。本当に美しかったです。できれば服を着てほしかったですけど(笑)
それとアラビア料理も結構美味しそうでしたね。ご飯の上に焼いた魚が無造作に置いてあるやつとか食べてみたいなあ。ただ地べたで食うのはゴメンですが(笑)
そんでもって公開処刑場があるのには驚きましたね。ちなみにサウジアラビアは死刑執行数が世界一みたいです。あんな街中でバンバン処刑が行われていると思うとゾッとしますね……

まあ映画ファンの間ではよく「主演トム・ハンクスの映画に外れなし!」なんて言われたりしていますがここにきてついに例外が現れてしまったなあと感じざるを得ない出来でした。

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