ドント・ブリーズ ネタバレナシとネタバレアリ感想

絶対に音を立てるな!

ネタバレなし

あらすじ


デトロイトの寂れた街でロッキー、アレックス、マネーの3人は小さな盗みを繰り返していた。ある日、彼らは大金を求めて盲目の元軍人の家に忍び込む。しかしそこでの盗みは一筋縄ではいかなかった……


非常に斬新で面白い作品でした。88分と結構短いんでサクッと観れますよ、オススメです。ただしホラー映画なんで当然ですがびっくりするシーンが多いので苦手な人は注意。

ネタバレあり

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最初は老人がただただかわいそうでそっちをずっと応援していましたが彼がコソ泥なんか目じゃないくらいヤバいやつだと判明したときからグッと物語に惹きつけられましたよ。さほど広くない家での鬼ごっこだったのにも関わらず最後までアイデアに溢れていて感心しました。
一番印象的に残ったのはやっぱり真っ暗闇のシーンですかね。特にロッキーが老人に触れそうになったところは本当にヒヤヒヤしました。むしろもう少しこういう場面があってもよかったくらいですよ。

それにしてもあの3人は賢いんだかバカなんだかわからないコソ泥でしたね。麻酔針つきの餌や催眠ガス、ペットボトルで作った即席サブレッサーを準備するくらい用意周到ならそもそも寝込みなんか狙うなよと思わざるを得ません(笑)
結果的に生き残ったロッキーにばかりスポットが当たる形になりましたが僕は割と真面目そうなアレックスがどうしてこんなことをしているのかが非常に気になりました。単純に親への反抗心とかだったのかな。あと速攻でやられてしまいましたがマネーが意外と仲間思いのいいやつだったのには驚き。もし生きてたら老人と激しい肉弾戦を繰り広げていたのかなあ。まあそれだとこの映画のコンセプトを破壊しかねませんね(笑)

ラストは個人的には釈然としない終わり方でした。老人は現場を工作し自分をヒーローに仕立て上げていましたが、流石に監禁されていた女性の遺体はともかく彼女の血痕まで隠滅するのは不可能な気がします。
それと最後は駅のシーンで締めめくるっていうのもイマイチ。やはり僕としては老人の事件は置いておくにしてもそれ以前の余罪もたくさんあるんでロッキーもきっちり裁きを受けて欲しかったです。ただそうなると妹が不幸な目に遭うと思うと……難しいところですね、もし続編があったらぜひ観たいです。

余談ですがロッキーが老人の口にあのスポイトを突っ込む場面で大笑いしたのは僕だけではないはず。というか溜めすぎ(笑)

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