ゴリラVSワニVSオオカミ
ネタバレなし
あらすじ
元特殊部隊員で霊長類学者のデイビスが管理しているゴリラのジョージが凶暴な正確になり巨大化してしまう。彼はジョージを助けるために遺伝子学者のケイトともに陰謀に立ち向かうのであった。
原作は1986年に発売された同名アーケードゲームですがそっちは未プレイで本作を鑑賞。
映像がド派手だったんでなかなか楽しめました。怪獣もかっこよかったですしね。ただたったの3体しかいないのはちょっと残念でした。それとできれば陸上生物であるゴリラかオオカミのどちらかはやめて空飛ぶ生き物を登場させてほしかったです。そしたら陸空海の戦いになるんでね。
グロテスクな場面があるので苦手な人は注意。
ネタバレあり
まず少し引っかかったのはジョージがクレアを捕食するシーン。ゴリラって基本草食ですよね?それまでに肉食に変異する描写があったのならともかくあそこでいきなり人を食うようになるのは無理がある気がしますよ……
ところでよく地上最強の生物は一体なんなのかという議論が行われますよね、ライオンやらサイやらキリンやらサメやら……といった具合に。僕はというと随分昔に放送していたなにかのテレビの受け売りでゴリラが最強なんだと信じていましたが本作を観た後はそれが確信に変わりましたね(笑)やはり圧倒的なパワーこそ正義!
あとジョージをあえてアルビノのゴリラという設定にしたのは非常によかったと思います。だって体毛が黒だと血や傷が目立ちにくいですし。ちなみに現在発見されているアルビノの個体はバルセロナ動物園にいたコピート・デ・ニエベというオスのニシローランドゴリラのみなんですが残念ながら2003年に亡くなってしまっているんですよね……ただ当時の写真を見てみるとジョージそっくりでひょっとして参考にしているのかなと感じました。
余談ですがウーヴェ・ボルという監督が自身が手がけた同名シリーズ(邦題はザ・テロリスト)とタイトルが丸かぶりだから作品に影響が出ると言ってワーナー・ブラーザーズに訴訟を起こしたという珍妙な騒動はご存知ですか?「Rampage」なんて「暴れる」といった意味のごくごくありふれた単語でしかないのにとんだ言いがかりですね(笑)
この人のこと調べたらなかなか曲者なエピソードばっか出てくるんでもし興味がある方は是非ググってください。
もし続編があるのならデイビスも巨大化する展開に期待します(笑)