この幽霊腹立つなあ
ネタバレなし
あらすじ
ジェフリーは5年前行方不明になった姪のヴィクトリアとリリーを山小屋で見つける。恋人のアナベルとともに5年の時を経て不気味になった子供たちと一つ屋根の下で暮らすことになるが、家では怪奇現象が起こり始めるのであった。
評価はぼちぼちってところでしょうか。僕としてはそこそこ怖かったっけどあんまりオススメできないかなあ。
ホラー映画なので当然ですがびっくりするシーンが多いので心臓の弱い人は要注意。
ネタバレあり
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フィクションにおける幽霊って生前大事だったものを与えれば大抵成仏するもんですがママが自分の赤ん坊の遺骨を海へ放り投げたのにはマジで呆れてました。いくら歪んだ母性愛とはいえジェフリーとアナベルにはむしろ感謝くらいしろよと言いたいです。そう考えたら本質的にはジーンと大差ないのかな(笑)だって唯一ママが乗り移れた肉体ですもんね。とにかく幽霊に対して好き嫌いを述べるのも変な話ですが、ママは幽霊の風上に置けない奴です。大っ嫌いです(でも化けて僕の夢に出てこないでね)。そもそもこの物語において本当に化けたいのはあのママじゃなくて旦那に殺された2人の実の母のほうだろとツッコミたくなりました。
ラストでリリーのみあっちの世界へ連れ去られてしまいましたが彼女はヴィクトリアと違いママにかなり懐いていましたし挙げ句の果てに蛾とか食べてる時点でどうみても手遅れっぽかったのでこの結末は致し方なしって感じでしょうか。
でもジェフリーがどうみてもぶっ刺されてるはずなのにピンピンしているのは釈然としないです(笑)あとドレイファス博士もあんなに積極的に山小屋に向かって行った割には肝心の遺骨を忘れてしまうのが笑えます。
それにしてもあの子役たちは凄かったなあ。人が四つん這いになっているのって妙な怖さがありますよね。けれどもあの姿勢結構辛いだろうなあ。彼女たち、腰とか痛めてませんように。
一番印象的だった場面は家の廊下と子供部屋の入り口がそれぞれ半分ずつ見えるシーンかな。リリーがヴィクトリアと遊んでいるのかと思いきや違うところから出てくるのにはゾッとしました。ドアを閉める直前彼女が宙に浮いているのがちょっとだけ見えるのもポイント高いです。
そういえばルーカスとジェフリーを双子にする必要ってあったんでしょうかね。まあニコライ・コスター=ワルドーが滅茶苦茶イケメンなんで女性陣は大喜びでしょうが(笑)