ベイビー・ドライバー ネタバレナシとネタバレアリ感想

音楽×カーアクション

ネタバレなし

あらすじ


主人公ベイビーは裏社会の大物ドクの元で強盗の逃がし屋を生業にしていた。1度は足を洗ったもののドクと再会し、なくなく復職せざるを得なくなったがその仕事は非常に危険なものであった……


観る前は「カーアクションと音楽って相性悪くない?だってエンジンやスキール音をじっくり楽しみたい人もいるでしょ、そもそも外の音聞けないのに運転できるの?」と思っていたんですがこれが案外悪くなかったです、オススメですよ。
「ザ・ドライバー」にリスペクトを捧げた作品のようですが個人的には「ドライブ」に似ているなと感じました。

ネタバレあり

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ちなみにこの映画の元ネタは以前、エドガー・ライト監督が撮影したMint Royleの「Blue Song」という曲のMV。作中でも自宅でジョーがベイビーにピザの配達を勧めるシーンでテレビにちょっとだけ写ってますよね。気になってこのMVを観てみましたが本作の冒頭の強盗の場面にそっくりで驚きましたよ。
さてたくさんの曲が流れましたが僕は武器を取引するシーンでかかっていたボタン・ダウン・ブラスの「Tequila」が一番印象に残りました。銃撃がパーカッションの役割を果たしていて斬新なアレンジでしたね。
クライマックスでクイーンの「Brighton Rock」がかかるのもかなり熱かったなあ、

1つ気になったのはドクがデボラを見た途端、急にベイビーを逃がそうとした心境の変化がイマイチ掴めませんでした。ベイビーのことを幸運のお守りと言っていましたからゲンを担いだのかな。

ベイビーは運転技術だけが優れてるのかと思いきや身体能力もかなり高いのにも驚きました。まあベイビーって巻き込まれた可哀想なやつみたいな扱いですが元々悪ガキですからあれくらいできるもんなのかな。
というか両親の交通事故がトラウマだったのにバディをあんな風に殺すなんて相当肝っ玉がすわってますねえ(笑)

ラスボスがドクでもバッツでもなくバディだったのにはびっくりしました。ダーリンがダイナーで言っていた脅し文句がまさかベイビーにふりかかるなんてなかなかユニーク。

それにしてもデボラって本当にベイビーのこと好きなんですね。午前2時に迎えに行くと言われてすっぽかされたり実は彼が犯罪者ということがわかっても愛想をつかさないなんてなあ。羨ましいぜ、ベイビー。
ラストはちゃんと刑務所に入り更生してくれてホッとしましたよ。

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