フォーカス ネタバレナシとネタバレアリ感想

世界一のスリ師が監修

ネタバレなし

あらすじ


主人公ニッキーは未熟な女詐欺師ジェスと師弟関係を結んでいたがいつしか2人は恋仲になっていった。ところが彼はこの関係を突然一方的に終わらせる。3年後、彼は大仕事を成し遂げようとするが、そこで彼女と再会してしまう。


評価はあんまり高くないですが華やかな世界が舞台だったので退屈しなかったです。ジャンルは犯罪映画ですが割り切ってラブコメとしても観るのもありでしょう。ヒロインがポンコツなコソ泥でかわいかったです。

ネタバレあり

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本作は世界最高のスリ師との呼び声が高いアポロ・ロビンスが監修を務めているだけあってまるで手品のように鮮やかなテクニックで獲物を手に入れる様は本当にお見事でした。ただああいうのを見た直後、外出時自分の財布が盗まれてないか不安になってしまいついついチェックの回数が増えてしまうのは僕だけではないはず(笑)

ニッキーとオーウェンズが親子だったのは完全に予想外でした。観返すとパーティーで息子を叱るシーンは詐欺師の師匠としての説教にも見えますしホテルの部屋での図々しい態度も父親だからこそなのかなと感じます。
でもいくらなんでもあの計画は都合良くいきすぎな気がしますよ。まずニッキーを撃ったところでガリーガが尻尾巻いて逃げ出すとは限らないし、ましてや2700万ドルもの大金をそのままにしておくってアホすぎませんか(笑)
そもそも銃を持っているのならパニック・ボタンとかいうリスキーな小芝居をするのではなくガリーガと取り巻きを撃てば万事解決な気が……
あとわざわざジェスのネックレスに装置を仕込まなくても側近のオーウェンズに持たせればいいじゃん、といった具合にツッコミどころをあげるとキリがないですね。

一方、リー・ユァンをサブリミナルで潜在的に55を選ばせるトリックは文句ないです。実は作中で種明かしをしているもの以外にニッキーとジャスが席へ座る前、通路を歩いているシーンの右のネオンになんと55の数字が表示されているんですよね。これにはびっくりしましたよ。それとトランプ対決でリー・ユァンのカードは5でしたがこれも55を意識させるためにあえて選ばせたのかな。

それから個人的にフィクションとはいえ映画の中でスーパーボウルの雰囲気を知れたのが良かったです。メルセデス・ベンツ・スーパードームの日本にはないような圧倒的なスケールに度肝を抜かれました。いつか行ってみたいなあ。

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