青春戦争映画
ネタバレなし
あらすじ
北朝鮮にアメリカ全土を占領されてしまった中、ワシントンに住む軍人ジェドとその弟の高校生マットは彼らの支配下から逃げのびる。ところが数日後、目の前で父を殺されたことが引き金となり仲間とともに復讐を誓うのであった。
原作は1984年の映画「若き勇者たち」ですがそっちは未見で本作を鑑賞しました。
評価はかなり低めですし、僕もあんまりハマれませんでした。まあアクションシーンがド派手なんで退屈はしませんでしたが。
ネタバレあり
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個人的に戦争映画とティーン向けの要素って水と油だと思うんですよね。まず色んな人が突っ込んでいますが兵役すら務めてないただの高校生が兵士相手に戦えるはずないでしょう。それに生きるか死ぬかの戦いをしているのにも関わらず恋人を助けようとし、案の定仲間を死なせてしまう男がラストでリーダーぶっているのには失笑を禁じえません。自分たちのことをウルヴァリンズって名乗っちゃうとこもそうなんですけど戦争ごっこな感じが拭えないんですよね。その割に彼らが人を殺すことにさほどためらいが全くないのがなんだか不気味。
あと市民からもらった大切な食料をあんな汚く食い散らかすのは観ていてすごく不快でした。
こうして振り返ってみると彼らのことをあまり好きになれなかったのが大きいですね。ジェドは強さにも説得力があり行動もまともだったんで唯一気に入っていたキャラだっただけに最後に殺されてしまったのは悲しかったです。
もともと中国がアメリカを占領したというプロットだったのに大人の事情で直前になって北朝鮮に変更になったせいか(ロシアはそのままでいいんかい)全体的に作りが雑に感じました。ただこの手のジャンルにしては珍しく93分とかなり短いのが逆にテンポをよくしている気がしないでもないです(笑)
そもそもアメリカ人から見た北朝鮮ってどういう立ち位置なんでしょうね。僕ら日本人はなんやかんや隣の国ですからそれなりに知っているわけで彼らに全米を支配するほどの軍事力はどうみてもないし、ましてやアメリカを凌駕するような科学技術なんてあるはずないって誰しもが引っかかってしまいますよね(笑)空からパラシュートで兵隊が降りてくる場面なんかインパクトこそすごかったけどなんだか間抜けに見えました。
とは言いつつもあの国は最近になってバンバンミサイルを飛ばしてきてますからこんな日が来るのはそう遠くなかったりして……
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