ファイナルファンタジーⅫの思い出

最近になって評価が覆ったような……

発売当初は評価が低かったけれど最近になってようやく認められたような気がします。実際当時は僕の周りでも久々のオフラインの新作に熱中するやつもいる一方で熱心なシリーズのマニアが「あんなものFFじゃない」とばっさり切り捨てたり、友人に貸すもその複雑さ故に序盤も序盤で突っ返されたりとなかなか賛否を呼ぶかたちだったのを覚えています。今作に対する風向きが変わってきたのは13や15が今以上に一部の古参ファンを納得させられなかったせいかなと考えてます。
ちなみに僕がプレイしたのはPS2の通常版ですが今から遊ぶならPS4のHDリマスター版であるThe Zodiac Ageがオススメ。

ガンビット最高!


シリーズの中で12の最も特異な点といえばやっぱり戦闘でしょう。シームレスになったことも驚きましたがそれ以上にガンビットシステムにかなりの衝撃を覚えたのは僕だけではないはず。まず従来のようにいちいちコマンドを押さずに勝手にキャラが戦ってくれるっていうのが楽でよかったし、このパターンではこの行動をさせようと熟考するのが本当に楽しかったです。特にHPが何%以下になったら回復させるかという点なんか性格が出そうですよね。そういうのが煩わしい人のために手動入力も用意されていたのもグッド。続編もこういう感じでいってほしいと願ってましたがその想いは見事打ち砕かれてしまいました。
ただ割と放置になりがちなゲーム性のせいか裏ボスであるヤズマットのHPがえらいことになっていたのはどうかと思いますよ(笑)最初に自動でこいつを倒した人は本当にすごい!素直に尊敬します。僕は無理だったので……
あと大技にあたるミストナックはあまり好かれてはないようですが自分としてはまさに刺し違える覚悟でトドメをさすという感じで手に汗握る高揚感を味わえましたよ。

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この物語の主人公さ

それにしてもヴァンはFF史上もっとも影の薄い主人公でしたね。僕もかの有名な「オイヨイヨ!」のイメージくらいしかないです(笑)時を経て、YouTubeの120秒でわかる『FFⅫ TZA』②で声優本人もネタにしていたのは最高に笑えました。ディシディアでは降板されてしまいましたが僕の中ではやっぱりヴァンは武田航平ボイスがいいなあ。
さて話を戻しますが皮肉にもヴァンよりもどうみたってバルフレアのほうが主人公の適性がありましたね。彼の「この物語の主人公さ」という言葉なんかまさにそれを表しているでしょう。前作でアーロンがティーダに言った「これはお前の物語だ」というセリフと対をなす感じでかなり印象的でした。まあわざとこういう作りにしたんでしょうね、傍観者が主人公っていうのもたまにはありでしょう。

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