シリーズ再生のためだったのに……
本作が僕にとって3DダンジョンRPGの古典ともいえる初ウィザードリィだったんですがこれ本家の作品じゃないと最近になって知りました。元々サーテックというアメリカの会社が開発していたんですが倒産によりブランドが崩壊寸前だったところ2009年に再生の意を込め「ウィザードリィルネサンス」と題し、他社がウィザードリィを作るプロジェクトがスタートしたようです。
囚われし魂の迷宮はその中でアクワイアが作った作品なんですがこれが結構イマイチな出来でがっかりしました。2000円と比較的に安価でしたが全くオススメできません。
ちなみにプレイしたのはPS3版でDLCは未購入です。
司祭が強い!
まずは全10キャラのエンディングコンプリート用に種族と性別がバラバラのキャラをとりあえず6人作るといいです。僕は無難に戦士×2、盗賊、魔術師、司祭、僧侶しました。最終的にはほとんどのユーザーが侍×3、君主、忍者、司祭に行き着くでしょう。1人分クリアしたらそれ以降はサクサクっとワープで終わらせることができます。残りの4人は特に育てる必要ないです。
それにしても司祭はめっちゃ強かったですね。魔術師と僧侶の魔法が使える上に艦艇もできて、敵の攻撃を防ぐ「マジックウォール」まで使えるかなりのぶっ壊れ性能の持ち主でした。まさか初級職のくせに終盤まで活躍するとは……恐るべし。上級職はステータスが優秀というより彼らが使えるオーディンソードやムラクモブレードといった武器が優れているだけなんで転職は良い武器が手に入ってからで良いでしょう。
トロフィーの数値おかしいでしょ!
難易度がそこまで高くなかったのでトロコンを目指そうと考えたんですが2つの壁にぶち当たりました。
まず「合計プレイ時間・200時間達成」。いや、もう絶句しましたよ。クリアまで50時間もかからないでしょうに。ただこれはもう最悪本体の負荷を考慮しても放置していればいいんで良しとします。
問題は50000匹倒さなきゃいけない「天駆ける迷宮王」ですよ。いやいや、なんの冗談かと。まだアクションならともかくコマンド式でここまで単調な作業で狩り続けたら気が狂いますよ!
なんでも連射コントローラーなるものを持っていれば楽に達成できるみたいですが流石にトロフィーのためだけにそんなものを買うのもなあと思い、断念することに。
余談ですがこういった数値って製作者が単純にミスったのかはたまた実はもっと本編にボリュームがあったけど削ることになって修正し忘れたのか、どっちなんでしょうね。
ちなみに同社が次に出した囚われし亡霊の街はもっと評判が悪いんですよ。これ以下ってどんだけだ(笑)
ルネサンスは2020年現在全く音沙汰がなくなってしまったけどやっぱりもうこの手のゲームは厳しいのかな……