フィフス・ウェイブ ネタバレナシとネタバレアリ感想

SF版レッド・ドーン

ネタバレなし

あらすじ


ある日、地球の上空に空母のような宇宙船アザースが襲来する。彼らは人類を滅亡させるため様々な波状攻撃をしかける。平凡な女子高生キャシーは両親を失い、残されたたった1人の家族である弟サムを救うために立ち上がるのであった。


原作はリック・ヤンシーの同名小説ですがそっちは未見で本作を鑑賞しました。
評価は低め、僕としては全くオススメできません。ざっくり言うとSF版「レッド・ドーン」ですね。エイリアンと戦う話なのに戦闘シーンが少ないのには呆れましたよ。

ネタバレあり

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なんというか全体的に説明不足だなと感じました。
まず最初になんの情報もない段階でも第1波と第2波のような超常的な災害がアザースの仕業と紐づけるのは理解できるんですが第3波ってただのウィルス攻撃じゃないですか。それを彼らがやったと結論づけるだけの根拠が人類にはなくないですか?あの宇宙船から文字通り波みたいなのが発せられていてそれに触れたら毒に侵されるっていう描写とかだったら理解できるんですが。
あとキャシーがキャンプから避難したあと、人間に擬態しているアザースを見て警戒していましたがどうやってそのことを知ったのかが疑問です。だってヴォーシュが建物の中で大人たちに説明していたものの、そのとき彼女は外にいたわけですから知りようがないと思うんですがね。

ぶっちゃけキャシーのラブロマンスのパートがすんごい退屈でした。エヴァンがムキムキボディを存分に見せつけ水浴びをするシーンなんか笑いをこらえるのに必死でした。アザースがそこら辺にいるのに何をイチャイチャしてんだか……
いっそのこと主人公がゾンビだったらもっと出来が良かったような気がします。仲間の戦死があるので緊張感もあるし、ティーン向けに恋愛要素が必要だっていうならリンガーをヒロインにすれば十分でしょう。

あと軍人たちが黒幕というのは電気が使えるという謎をスルーしていた時点で怪しいなと勘付いていたのでそこまでの意外性はなかったです。
第5波は完全に予想外でした。でもタイトルにするくらい大層なもののはずがそれまでのものと比べても明らかにしょぼいし、そもそも起きないまま終わっちゃうってどうなんでしょう。というかいちいち子供を使役する必要がないような……

「俺たちの戦いはこれからだ」エンドでしたがエヴァンが生きていて大活躍でもしない限り、あの子らだけで世界を救えるとは考えられませんよ。

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