この後見人、何かおかしい……
ネタバレなし
あらすじ
女子高生ルビーと弟のレットは両親が交通事故で死亡したのをきっかけに生前指名されていた後見人グラス夫妻の下で暮らすようになる。ところが、彼らの様子がどこかおかしいことに彼女は気づくのであった
評価はあまり高くないけれどそれなりに楽しめました。興行的にはダメダメだったそうです。
みなさんは幼い頃、「もし両親が死んだら誰に育てられるんだろう」と想像したことはありませんか?この映画は当時のそういう不安な気持ちが今になって呼び戻されるような作品でした。なので子供には見せないほうがいいかもしれませんね(笑)
ちなみに僕はNetflixで観たんですが吹き替え音声はあるにもかかわらずなぜか日本語字幕はないという不思議な仕様でした。しかも本作は英文の手紙や記事などが結構な頻度で出てくるんですが、それを訳した補助的な文章も表示されないんですよ、もちろん登場人物が読み上げてくれるわけでもないです。自分はあまり英語が得意ではないためいちいち停止して翻訳するのがかなり面倒でした。なんかのバグなのかな。
ネタバレあり
割と終始ハラハラできたんですが、子供2人VS大人2人という圧倒的に前者が不利な構図が薬物の過剰摂取という偶発的な事故によって崩れるのはがっかりしました。そこはやっぱりルビーが退治してほしかったです。
ルビーって見た目はすごい魅力的ですけど性格がどうもなあ。私立から公立に転校したせいかやたら学校でスカしてたのが気にくわないんですよね。展開の都合上、頼る人がいない孤独感を形成させるために仕方のないことですがあんなんじゃ観てる側は彼女を応援する気が失せちゃいますよ……
そういえばタイトルは家が全面ガラス張りであることと持ち主がグラスであることをかけているんでしょうね、面白いです。
あとすごいどうでもいいことなんですが、レットがやってたゲームってどうみても「ピポサル2001」ではないですよね(笑)あれPS1じゃできないし、画面はどうみても「サルゲッチュ」でした。公開年が2001年だから翻訳家が勘違いしちゃったのかな。
それからレットを釣るネタが「ビデオ屋がドラゴンボールZを無料で配る」だったのには笑えました。子供相手とはいえあんな嘘が通用するあたり向こうでは本当にそんな太っ腹な店があるんでしょうか、日本じゃ考えられませんね。
一応、続編もあるみたいですが多分観ません。