敵はイコライザー
ネタバレあり
評価は高め。だいたい前作と同じくらいには楽しめました。
ちょっと不満があるとするなら1は売春斡旋組織だけを相手にしていたのに2ではデイブだけではなく冒頭のサラリーマン連中やマイルズの知り合いなどいくつか出てきたせいか少し話が掴みづらかったです。
あと最初は何の説明もなしにマッコールの職業が変更されているのに戸惑いましたが、終盤あたりで「あ、前回働いていたホームセンターがエラいことになってたんだ」とようやく気づきました。少し復習しておくべきでしたね(笑)
今度はタクシー運転手で日銭を稼ぐマッコール。Uber以外にもLyftとかいうのがあるなんて知りませんでしたよ。アントワン・フークア監督曰くマッコールが他人を理解するためにこの仕事に就いたと語っています。たしかに多種多様な人間が乗る上に近距離で接することができるので人助けにはうってつけの職業といえるでしょう。これは良い変更ですね。ただもし3があったらそのときはまた別の仕事に就いてそう(笑)だって車で大暴走した挙句、中で人まで殺しちゃってるんですもの。というか運転席にいるにも関わらず後部座席の殺し屋に負けないってマッコール恐るべし。
一番好きなシーンはやっぱりクライマックスの嵐の中の戦い。決戦の舞台がこういったロケーションなのはかなり珍しいんじゃないでしょうか。あのド派手な映像を撮影するために巨大な送風機を12個も設置したというから驚きです。
しかしデイブは高所にいて圧倒的有利で手下も複数人従えていておまけに人質まで用意していたのにあっさり負けちゃうなんて……これじゃマッコールが強いというよりデイブが弱すぎるだけなような(笑)
それからまたしても予告編では19秒で敵を倒すというのを目玉にしていましたが、このシリーズのファンはそういうところを楽しみにしているわけじゃないと思うんですがね……
そもそもデイブも19秒で倒すみたいに宣伝していたけどそんな場面あったかな。
それにしてもスーザンが死んだのはショックでした。おばあちゃんなのに最期までよく戦ったもんですよ。彼女は陰謀に巻き込まれただけですが海外のホテルに泊まるときは用心したいですね。
そういえばデンゼル・ワシントンが続編の映画に出演するということは初めてだそうです。気にもしていませんでしたがなんか意外ですね。インタビューの彼曰く「たまたま」だそうですがたしかに演じてきたのは硬派で社会派な作品の役ばかりですもんね。
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