チラッとBIGBOSS
ネタバレなし
あらすじ
弁護士のルーシーは、ニューヨークのコミュニティーセンターの取り壊しに反対するため、大手不動産会社のCEOジョージのもとへ直談判しにいく。ところが、ひょんなことから計画は白紙になり、彼の下で働くことになるが……
冒頭でルーシーが取り壊しに反対するために現場に寝そべる強硬策を取るような人間と知ったときは、「うわ、自分勝手で苦手なタイプだなー」と身構えてしまったんですが、それ以降はそこまで鼻につくような描写がなかったので安心しました。とはいっても男目線だとジューンの方が全てにおいて終始魅力的にみえましたが。
内容は面白かったどうかというと何とも言い難いですね、オススメはしません。あんまり笑えるところもなかったですし。
ネタバレあり
本作で唖然としたのは、てっきり女性向けのエリート2人によるニューヨークを舞台とした煌びやかなラブコメだと思っていたのでヒロインが腹痛で漏れそうになるというコロコロコミックのようなノリが出てきたことです。いや、僕は別にそういうの嫌いじゃないですけど、ターゲット層からしてこういう下品な内容は不適切なんじゃないかなと感じました。でも男性にこんな対応されたらグッとくる女性も多いのかな。真似してみたいけどいかんせんハードルが高すぎます(笑)
冒頭で出てくるサンドラ・ブロックとヒュー・グラントの幼少期のいくつかの写真はただのファンサービスなだけかもしれませんが、あんまり機能してない気がします。ただ、彼女が「IMPEACH NIXON(ニクソンを弾劾せよ)」と書かれた横断幕を掲げている写真は思わずクスッとなりました。小さい子にこんなことさせるなんてすごいですねえ(笑)
おまけにこの映画に後に共和党から大統領になるトランプが出てくるなんて皮肉なもんですよ、全く。
それから今何かと話題のBIGBOSSこと新庄剛志が一瞬チラッと出ていたのにはびっくりしましたね。そもそもメジャーリーガーだったことを忘れてる人も多いんじゃないでしょうか。しかも配給元曰く、本人はおそらく出演したことを知らないというのだから尚更驚きです。たまに映画に実在のメジャー球団が出てきますが、契約はどうなっているんでしょうね。NPBと違って面白いことになってそうです。
それにしてもファールボールの捕球を邪魔したことであんなバッシングを食らうなんてこれぞアメリカだなって感じです。