早すぎたマリッジブルー
ネタバレなし
あらすじ
40歳のエディは今まで結婚に踏み出せないでいたが、ついに美女ライラに一目惚れし、プロポーズする。しかし新婚旅行で彼女の本性を目の当たりにし、幻滅してしまう。そこにミランダという美女が現れ……
原作は1972年の映画「ふたり自身」ですが、そっちは未見で本作を鑑賞。うーん、ぶっちゃけ評価もイマイチですし、笑える箇所は多少あったものの おすすめできません。
内容は全体的にお下劣です。マリン・アッカーマンがやたらと体を張っているのが印象的。彼女は美貌の割にキャリアがあまりパッとしないのは売れ始めのときにこんな役をやらされてたせいかな、とすら思ってしまいます。
また濡れ場があるので苦手な人は注意。
ネタバレあり
嫌な予感はしていましたが、最後にああいうブラックなオチを持ってきたのはかなり思い切りましたね。ラブコメと見せかけて、ラストでラブの方をかなぐり捨てるなんて……ただでさえエディは既婚を隠した上で不倫をした挙句、ティートがライラに悪戯をしたらブチギレるようなクソ野郎なのに。きっと女性陣からは大ブーイング間違いなしでしょうね(笑)
邦題はきっとベン・スティラーとファレリー兄弟のタッグということで「メリーに首ったけ」っぽくしたかったんでしょうが、これじゃあまるでライラがメインヒロインみたいでなんだかしっくりきません。かといって映画開始から30分も過ぎて登場するミランダが主軸とも思えないから難しいところですね。というか本当にお手上げなのはエディのような(笑)
一方、原題は「Heartbreak Kid」。何かのイディオムじゃないなら失恋少年みたいな意味になるんですがどういうことなんでしょう。まさか40歳のエディのことじゃないでしょうし。
さて、異性としてはミランダの方が全然魅力ですが、笑いどころはほとんどライラが登場するシーンでしたね。想像以上にやべー女で見てる分には楽しい人でした。
観返すと彼女の元彼は「お前には関係ないだろ」と泥棒が言いそうにないセリフを言い、終いには執拗に盗んだものを俺のだと主張していて確かに辻褄が合っているのには感心しました。
僕が一番好きな場面は序盤でライラが車中で熱唱する真横でエディがすごい顔をしているところですね。
ちなみに公開時の2007年は知りませんが今はアメリカでも日本のようにパートナーのいない未婚者が増えているみたいですね。
そろそろこういうプロットの映画も減っていくんだろうなあ。