繰り返される命日
ネタバレなし
あらすじ
本日、誕生日を迎えた美女トリーは相変わらず自己中心的な行動を繰り返していたが、パーティーへ向かう途中、マスコットのお面をつけた何者かに襲われてしまう。ところが目を覚ますと誕生日の朝に戻っていたのであった。
探偵役が被害者であり尚且つ身の回りの全員が容疑者といっても過言ではないくらいの嫌われ者っていうのが推理物としても非常に面白かったです、オススメですよ。
ちなみにこの手の映画にしては流血描写は控えめでした。もっとトリーの悲惨な死に様を求めていた視聴者も多かったでしょうに(笑)
ただし、ビックリするようなシーンが多いので心臓が弱い人は要注意。
ネタバレあり
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犯人がトゥームズっていうオチだけは納得いかなかったので、途中までは大ハズレ映画かななんて失礼なことを考えていましたが、ちゃんとどんでん返しがあって安心しました。
笑えるのはトリーが改心して、ロリにやり直したいと言った世界線でもあっさり殺されてしまうところですね。それだけ鬱憤が溜まってたとは……
こういうシナリオで怪しいのは逆に動機がない人物なんでカーターかロリのどちらかだろうくらいには考えていましたが、ただのルームメイトにすぎない役が物語のキーになる病院で働いてるという設定の時点で気づいておくべきでした。
フィナーレの女同士の肉弾戦は最高でしたね。
正直全編を通して一番ビビったのはユニバーサルのオープニング。別にループを模したなんてことない演出なんですが完全に油断してたせいかエライ目にあいましたよ(笑)
残念だったのはなぜトリーは生き残るまでループを繰り返していたのかという重大な謎が明かされなかったことです。もちろん非科学的な自称ですので万人が納得する説明は厳しいでしょうが、こじつけでもスピリチュアルなものでも構わないので何かしらの理由が欲しかったです。強いて言うなら母の命日故に天国にいる彼女が不思議な力で娘を何度も助けたのかと勝手な想像をするしかないですね。
余談ですが、試写会のエンディングはトリーはループから抜け出したものの病院のベッドにてバトラー医師の妻ステファニーに不倫の恨み故に殺されるというオチだったようです。しかしこれが大不評だったようで結局差し替えになったみたいですが、僕はこれ嫌いじゃないです。ただそれだと続編をキャスト一新しなくてはいけないのでかえってこの終わり方で良かったのではないかとも思います。
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