アンドロイドの逆襲
クアンティック・ドリームのゲームらしく周回プレイが面倒なのはちっとも変わってないのが残念でしたが、メチャクチャ面白かったです。オンラインに繋げば他者の選択がわかるのが興味深いですね。僕は特に何も考えずにプレイしましたが。最初は雑用みたいなことばっかやらされてうんざりしていましたが、「夜のあらし」からグッと引きつけられましたよ。ちなみに元々2019年7月のPS PLUSのフリープレイは「ウイニングイレブン2019」だったんですが急遽本作に変更になったんですよね。大半のユーザーはこの対応に大歓喜したでしょうが一体なにがあったのやら……
好きなチャプター(以下、ネタバレ注意)
全31のチャプターがありますが、一番好きなのは「あてどなく」。寝床を探すために悪戦苦闘する内容ですが、パターンが多岐に渡るのがいいですね。どうすればモーテルに泊まれるのか熟考したもんです。
あと「運命の分かれ道」のカーラ編でグッドエンドっぽい空港で国境を越える終わり方より道中で失敗して連れて行かれるリコールセンターでなんとか脱出し、肌がむき出しの状態になって寄り添い合う結末の方が感動的で胸が熱くなりました。
アリスの正体
最後にちょっとしたどんでん返しのようなものを用意したかったんでしょうが、アリスがアンドロイドっていうオチはいかがなものかと。なんでルーサー以外気づかないのか……というかトッドもアリスが自分の実の娘だと思い込んでいたんでしょうか。
そんでもってアリスが人間ではなくアンドロイドだと知ってから二周目をプレイするとどうもイライラしてしまいます。犯罪行為を非難されてもしょうがないですが、廃車に泊まりたくないとか文句言える状況じゃないだろ、トッドに殺されるところだったんだぞって返したくなりますよ。
そもそもアンドロイドって歳をとらないでしょうから、ずっと幼児のままってことですよね。カナダに行ってもずっと子育てしなきゃいけないとか怠すぎ……
ハンクがかわいい
本作で一番好きなキャラはなんといってもハンク。息子を亡くしたかわいそうな中年刑事ですが好感度によって行動が様変わりするのが印象的。「鳥の巣」でピンチになったハンクを無視して犯人を捕まえるとぶん殴ってきたり、「カムスキー」でクロエを撃ち殺すと激昂するくせに「ブリッジ」ではあっさりコナーを殺すこともある情緒不安定っぽさすら愛おしいです(笑)
それにしてもコナーとハンクが無言で抱き合うエンディングは本当にええもんですな。
トロコン は「本の虫」と「復活」がちょっと面倒臭いくらいで比較的簡単なものばかりでしたね。フローチャートコンプリートのトロフィーとかなくて助かりましたよ。