行く末は多数決で
本作の最大の特徴はやっぱりルートが登場人物の多数決によって決まるというシステムでしょう。しかし、これはプレイヤー自身が選択肢によって思いのままに説得させることが可能なんで、クリアした上で他のゲームの分岐と大差ないよなと感じてしまいました。
正直それを除いたら普通のSRPGといった感じです。HD-2Dの世界観が好きでもない限り、おすすめはしません。兎にも角にも気になったらまずは体験版であるPrologue Demoに触れてみましょう。
マップごとにオススメを教えてくれるけど……
このゲームの良いところはマップごとにどのキャラが適役か教えてくれること。RPGが苦手な人は素直にそれに従った方がいいでしょう。
でも僕が使ったのは大体固定メンバーなんですよね(笑)色んなサイトを拝見したところ、キャラの評価が全然違うことに驚きましたが、以下、僕のおすすめキャラを紹介。
セレノア
言わずもがな主人公。序盤から終盤まで前衛アタッカーとして大活躍。「飛鷹撃」で中距離もバッチリ。ただし、死亡すればゲームオーバーという条件のバトルが多々あるので「復活のピアス」は彼につけておきましょう。
フレデリカ
序盤では常にTP不足に悩まされがちですが、中盤以降はTPの回復手段が豊富になってくるので遠距離アタッカーとしては第一候補となります。彼女がトドメを刺せばTPを回復できるのでダメージ計算を工夫するようにしましょう。
「堕ちる太陽」が作中最強らしいけど僕はあんまり使いませんでしたね。
アンナ
ATKこそ低いですが、なんといっても2回攻撃できるのが魅力的。本作の白兵戦はいかにして挟み込むかというのがキーになってくるので強力なアタッカーと隣接していたら2倍近いダメージを与えられますね。
状態異常攻撃も豊富で、いざとなったら「ステルス」で身をくらますことも可能なんで単独で前線に突っ込ませることもしばしばありました。
ヒューエット
格上の物理アタッカーが大量にいるマップでは重宝します。というか基本的に高所で「暗闇の矢」を撃ちまくるだけです。「フリューゲの一撃」なんかめっちゃ強そうな名前なのに全然そんなんことないのにはがっかり。
ジーラ
序盤は絶対に欠かせないヒーラー。コーデリアが加入してからはどっちを選ぶか悩みますが、使い勝手がいいのは断然ジーラだと思います。
コハク
1周目はあんまり出番がない(というかそもそも仲間にできなかった)んですが、2周目以降は大活躍。というもの1周目と同じ敵と戦うのにうんざりしているときやレベル50になって経験値がいらないときなんか絶対にくるんですが、勝利条件が全滅ではなくボス撃破の場合、「先陣のスカーフ」をつけたコハクが初手で「光通の切り札」と「空間入替の言葉」を組み合わせることで自軍のそばにボスを移動させることさえできればタコ殴りにできます。コハクは敵陣のど真ん中に放置されるのであっさりやられてしまうんですがこれのおかげで戦闘時間がグッと短縮されましたよ。
マクスウェル
本作最強キャラといっても過言ではありません。移動範囲も広く、攻撃手段も豊富。その上、通常攻撃で2人貫けばTPまで回復できるなんてこれだけでも十分なのに「起死回生」で復活までできるのはぶっ壊れ性能にもほどがあるでしょう(笑)
ロランの師匠というだけあって彼の上位互換のような存在でした。
メディナ
「TP薬学」を覚えてから大化けする本作最強のサポーター。終盤で金と範囲回復薬が余り出したら「ダブルアイテム」でケチることなく味方のTPを回復させましょう。TP管理のことなど気にしないで良い無双感が楽しめて最高です。
ユリオ
中盤までTPの燃費が悪いキャラを多数出撃するときに連れて行くと良いですね。ただ上記のメディナがいるならいらないかも……彼の通常攻撃で敵を倒すとTPを回復できますが、フレデリカと違って使い勝手が悪くてイマイチ。
アーチボルト
遠距離でチマチマやるだけのキャラ。できたらいつでも「万里矢」が使えるようにしておきたいですね。鈍足なのがネックですが枠が余ったらとりあえず入れてみても損はないでしょう。
一応全ルートクリアしました。「不滅の羽根飾り」はゲットしていませんし、想定バトルも全部終わらせていませんが、飽きたんでこの辺でおしまいにします。