龍が如く7 光と闇の行方 レビュー

アクションからコマンドバトルへ

ハードの進化によりコマンドバトルからアクションへ鞍替えしたナンバリング作品は数あれど、逆は本作が初めてじゃないでしょうか。僕はあのぶっ飛んだアクションが好きだったのでこの変更には心底呆れましたが、7は一変してドラクエのような昔懐かしい勇者の物語がテーマになっているのでまあこれもたまにはアリかなって受け入れてます。でもやっぱりテンポが悪い気がするので8はアクションに戻して欲しいです(笑)
総評から述べると、トロコンまで楽しめたかなりの良作でした、オススメです。
ちなみに僕がプレイしたのはPS5版です。

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セブンスドラゴンⅢ code:VFD レビュー

3チーム制が売りなんだろうけど……

本作は3人制のチームを3つ駆使して戦闘行うというなかなか変わったもの。要するに9人も育てなきゃいけないんですが、これが妙に面倒でして……いちいち装備を買っているとすぐに金欠になってしまうんですよ。
それでもチームをバラバラで進めなきゃいけないシーンもあるんですが拠点に帰って編成をちょっといじれば実質1チームだけでなんとかなると気付いてからは基本的に初期チームでゴリ押ししました。うーん、これでいいのか(笑)
ちなみにジョブは全部で8つしかないので最低1つは職被りが起きますが、せっかくなんでサムライを双剣と刀で分けるために2人起用しましたよ。
プレイ時間は大体30時間弱ってところでしょうか。前作同様、普通のRPGってかんじでした。ちなみにDLCは一切買ってません。

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ALAN WAKE REMASTERED レビュー

普通のホラーゲーム

序盤は「なんかめちゃめちゃ怖いゲームだな」と手に汗を握っていましたが、徐々に随分ワンパターンなゲームだなと感じるようになり、終盤ではただのアクションゲームとしてプレイしていました。ストーリーも自分が小説で書いた登場人物に襲われるという興味深いものだった割によくわからないことも多く、ついていけなかったのも残念です(ただ冒頭で敵の正体ははっきり明かしてはいけないみたいなモノローグがあったのでホラーとしてはこれでいいのか?)。特に2つもあるDLCは似たような精神世界を彷徨うもので非常にがっかりしました。でも暇つぶしにはなりましたよ。
ちなみにプレイしたのはPS5版です。

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Slay the Spire レビュー

ローグライクカードゲーム

僕も長いことゲームをプレイしてきましたが、全く新しいゲーム体験をまさかインディーズ市場で目の当たりにするとは思いませんでした。
例えばTCGって自分が考えうる最強のデッキを用意してから敵に挑むものですよね。しかし本作はデッキを構築しながら敵に挑んでいくという一風変わった代物でして、これによってAというテーマのデッキを作りたいのにBのテーマのカードばっか手に入るから泣く泣くそっちに移行するしかないという状況がしばしば起こるのが非常にユニークでした。
かなりオススメできる内容ですがべらぼうにムズイです。中断こそできますがボスの直前でセーブして何度もチャレンジするようなプレイスタイルは基本的に無理。しかし「あ、負けそうだな」って思ったら体力が0になる前にゲームを終了するとその敵と最初から戦うことができるのでこのテクニックを駆使しましょう(まあ、どうあがいても手詰まりなケースがザラですが)。
ちなみに僕が購入したのはPS4版です。

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探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK レビュー

これぞハードボイルド(ネタバレ注意)

前作「復讐の輪舞曲」はかなりひどい出来でしたが、今作はかなり面白かったです。本編だけでなくアプリ版のシナリオも4編収録されていて満足感でいっぱいです。
このシリーズはそれほどプレイしたことはないんですが、本作が一番好きですね。ただ行動を選択するとき神宮寺が「どうする?」とか「さて」とかいちいちうるさいのがちょっと嫌でしたね(笑)

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探偵 神宮寺三郎 復讐の輪舞 感想

セールで買っといてよかった

今年3月に3DSのe-shopが閉鎖することに従い、様々なメーカーが格安のファイナルセールを行ってくれました。本作に至ってははなんとワンコインで買えたので当初は非常にいい買い物ができたと満足していたんですが、蓋を開けてみればとんでもない代物で愕然としました。これにフルプライス払った人が気の毒に思えます。
ちなみにクリアまで5時間ちょっとです。大層なタイトルの割に何のひねりもない展開には呆れましたね。一応シリーズ初の3D化っていうのが売りみたいですが、出来は悪いです。

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トライアングルストラテジー レビュー

行く末は多数決で

本作の最大の特徴はやっぱりルートが登場人物の多数決によって決まるというシステムでしょう。しかし、これはプレイヤー自身が選択肢によって思いのままに説得させることが可能なんで、クリアした上で他のゲームの分岐と大差ないよなと感じてしまいました。
正直それを除いたら普通のSRPGといった感じです。HD-2Dの世界観が好きでもない限り、おすすめはしません。兎にも角にも気になったらまずは体験版であるPrologue Demoに触れてみましょう。

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BIOMUTANT レビュー

翻訳の癖がすごい

このゲームはキャラ同士の掛け合いはほぼなく、基本的にナレーションベースでストーリーが進行していくんですが、その文章がまあ一癖あるもんでして困りましたよ。やたらと回りくどい上に、平気で聞いたことのない単語が出てきますからね。ワールドイーターとか結局何のことだったか最後までつかめませんでしたし。
ただどうしようもない悪文というわけではなく、汽車のことをシュッポッポと訳するような独特な言語センスは嫌いじゃないです。アメリカンジョークが多いのも好印象。おそらく元の文章もかなり風変わりなものになっているんでしょうね。
ゲームとしてはあんまりオススメできないですね。特に攻撃時のSEがやたらと小さい上に、その時現れる日本語のフォントが笑っちゃうくらいダサいんですよ。スマホゲームみたいなクオリティなんです。おまけに序盤がかなり退屈なんでそこで脱落する人が続出すること間違いなし!オープンワールドを探索する楽しさもコピペみたいなロケーションばっかりなせいですぐに失せてしまいます。

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デトロイト ビカム ヒューマン レビュー

アンドロイドの逆襲

クアンティック・ドリームのゲームらしく周回プレイが面倒なのはちっとも変わってないのが残念でしたが、メチャクチャ面白かったです。オンラインに繋げば他者の選択がわかるのが興味深いですね。僕は特に何も考えずにプレイしましたが。最初は雑用みたいなことばっかやらされてうんざりしていましたが、「夜のあらし」からグッと引きつけられましたよ。ちなみに元々2019年7月のPS PLUSのフリープレイは「ウイニングイレブン2019」だったんですが急遽本作に変更になったんですよね。大半のユーザーはこの対応に大歓喜したでしょうが一体なにがあったのやら……

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Fall Guys レビュー

いつのまにか無料になってた

このゲームは発売当初からPS PLUSのフリープレイで遊べたんですが、当時僕は会員ではなかったためスルー。しかしあっという間に人気作品になってしまったため、やっぱりダウンロードくらいはしておくべきだったなと後悔していたんですが、およそ2年後になんと基本プレイ無料ゲームになってしまいました。
一部ではなく本編全てを無料公開するのはかなり珍しいですね。しかし僕としてはめっちゃありがたいですが、購入者はもやもやしないんでしょうか……一応特典が用意されたみたいですけど。
感想はざっくり言うと暇つぶしにはなるかな、といった感じです。所謂バトルロイヤル系のゲームの中ではかなりほのぼのした作風で、小さい子にも安心して遊ばせてあげられるでしょう。

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