何度も実写化されているが……
5回も実写化をされている1959年発売の人気作品みたいです。いずれも未鑑賞で読み始めましたが僕はどうもしっくりきませんでしたね。
テーマは一貫して「姦通許すまじ」といったところなんですが、殺すほどかな、と終始思いました。こういう作品って「復讐なんかダメ、何も生まないし、被害者はこんなことしてほしかったと本気で思ってんのかよ!」っていう正義感に溢れた某名探偵の孫みたいなやつが出てきがちですが、そんなやつは一切でなかったのが意外でした。
5回も実写化をされている1959年発売の人気作品みたいです。いずれも未鑑賞で読み始めましたが僕はどうもしっくりきませんでしたね。
テーマは一貫して「姦通許すまじ」といったところなんですが、殺すほどかな、と終始思いました。こういう作品って「復讐なんかダメ、何も生まないし、被害者はこんなことしてほしかったと本気で思ってんのかよ!」っていう正義感に溢れた某名探偵の孫みたいなやつが出てきがちですが、そんなやつは一切でなかったのが意外でした。
なんと登場人物が30人近くいます(笑)おまけに一部の人間はあだ名で呼ばれたりしているので覚えなければいけない人名はそれ以上かも……ただ相関図やメモを取りながら見たほうが良いという意見もありますが僕はそんなものがなくても中盤くらいからはちゃんと整理できたので必要ないと思います。
そういえばこれって実は映画化されているのはご存知でしょうか?僕は未見ですが、これだけ多い登場人物を2時間で描写するのはいくらなんでも無茶な気がします(笑)
日本のミステリーの傑作と言われている本作ですが、正直僕としてはイマイチでした。やっぱり純文学がメインの人が描いた推理小説だからしょうがないのかな。特にこの時代の小説を読み慣れていないので文章が読みづらかったです。でも終盤の種明かしは一気に引き込まれてスラスラ読めましたけどね。