ブラック・ビューティー ネタバレナシとネタバレアリ感想

最後の演技

ネタバレなし

あらすじ


ベスは女優として順調なキャリアを積むものの、友人のアナは学生映画のオファーぐらいしか仕事がなかった。そんな2人が休暇にビッグサーへ泊まりに行くことになるが、友情にヒビが入るような出来事が積み重なり……


評価は滅茶苦茶低め。一見するとめっちゃ怖そうだけどそこまで怖くない不思議な作品でしたよ。ホラー風味のサスペンス映画ってとこでしょうか。
オススメはできません。

ネタバレあり

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はじめは黒人美女の話かと思っていたんですが、全然違いましたね(笑)しかし、ベスはいうほどブラックな性格でもないし、アナはお察しの通り、美人扱いされていませんし、一体邦題は誰のことをいっているのやらって感じ。
ちなみに原題は「Always Shine」。これはベスのことを指しているのかな。タイトルバックは彼女が写っているシーンでしたからね。

オープニングがおどろおどろしく、2人が仲違いするまでの過程が詳細に描かれていて、そこまではかなり面白かったんですが、そこから先がイマイチでした。もう少し山場があったり、オチに捻りがあれば良かったのかも。というかベスが美人すぎて彼女が退場すると一気に興味が失せてしまいました。こんなこと言うと僕もアナに殺されそうですね(笑)

さて、アナはなぜベス殺害に彼女になりきっていたのかというところに疑問が残ります。最初はベスがまだ生きているかのようにアリバイ工作をしたのかなと推理したんですが、あっさり死体が見つかっている時点でそれはないなと判断しました。最終的にシンプルにアナはベスに憧れていたんだな、と推測しました。自分が捕まるのか時間の問題であったアナは最後に女優として誰かを演じたくて、そこで適任だったのがベスだったのではないでしょうか。幻覚を見ていたのも憧れと自責の念が入り混じったせいかなと思います。
そう考えるとやっぱり悲しい話だな、と思います。そこら辺のコメディ映画なら大げんかした後に仲直りできるくらいな些細な火種なのに……
お互いのステージに差がつきすぎたのに、まだ友達でいることが一番の原因かな。友達に嫉妬するような性格なら自分から距離を置かないとダメでしょう。ベスが気の毒でなりません。

というかあの車のナンパ男は別人だって気づかなかったのかな。顔全然違うでしょ……若い女なら誰でもよかったのかしら。
余談ですが、彼がベスが送ってもらったのにあの態度はないですね。ちょっと驚きました。

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