ベター・コール・ソウル Season4ネタバレアリ感想

引き伸ばしてるだけじゃ……

ネタバレあり

今まで一番パッとしないシーズン。シーズン3のガス登場のような起爆剤もなければ些細なテコ入れらしいテコ入れもないためただただ退屈。本編のファンじゃなかったらここまでつきあってないでしょう。

以下、各キャラクターの感想を。

新米セールスマン、ジミー

弁護士資格が停止になったのでCCモバイルの販売員になりましたが相変わらず破天荒な方法で荒稼ぎしていく様は観ていて爽快ですね。そしてついにソウル・グッドマンとして弁護士のキャリアを積んでいくのが見えてきました。
一方、現代パートではそろそろ正体がバレそうなのか、それとも異常なストレスで強迫観念でも抱えてるのか……いずれにせよ次のシーズンが楽しみです。

S&Cのパートナー弁護士、キム

ジミーの夢そっちのけでS&Cに入った上に無料弁護の仕事まで引き受けた彼女。2人の事務所の雲行きが怪しくなって来ましたね……
そしてジミーが資格を復活させるため、委員会に兄のことを熱弁していた様が嘘っぱちだったと知った顔が忘れられません。きっと彼のことを信用できなくなったでしょうね。そろそろ恋愛面においてもパートナー解消の予感。

どうせすぐ退場、ラロ

ここにきてなんだかヤバそうな奴を投入してきましたがこんなにもクレイジーでサラマンカの一族にも関わらずブレイキング・バッドに出ていないということはどうせそのうち誰か(多分ガス)に殺されるっていうことに間違いないでしょう。
なんで彼が出てくるところは少し冷めて見てます。

ちょいサイコパス、ガス

ヘクターの病室で語っていたハナグマのエピソードが印象的でした。「殺すなんて生ぬるい」と語っていましたね。てっきり彼はマックスを殺された怒りでへクターに対してたただならぬ復讐心を燃やしていただけかと思っていたんですがたかがルクマを食べ散らかした動物にすら容赦ないのは驚きました。
ちょっとサイコパス気味なんですかね。

麻薬工場建設の見張り人、マイク

このシーズンで唯一興味深かったのがあの工場ができるまでの過程。地下空間とはいえ。あれだけの娯楽が溢れた中で仕事ができるのって悪くなさそう。
でもヴェルナーが殺される展開はイマイチ。長年非合法な仕事をしてきたであろう彼がホームシックとはいえあんなヘマをやらかすとは考えにくいんですよね。トラブルでもない限りマイクが見張りとして活躍する見せ場がないため無理矢理作ったのかなって感じちゃいました。
あとグループセラピーのシーンは正直退屈。

ガスの手下、ナチョ

ガスに容赦なく手下にされてしまい、しかもかなり手荒な真似までされてなんだか気の毒。個人的に今一番気になるのは彼の動向なのにシーズン4ではあんまりスポットが当たらないのは残念としか言いようがありません。
せめて彼がどうしても守りたい父だけでも無事ならいいのになあ。


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黒い鏡に映るもの

ネタバレなし

本作はテレビドラマにしては珍しくアンソロジー形式を取っているのが最大の特徴。つまり全ての話が異なる世界観、異なる時代、異なる地域、異なる時代、そして異なる登場人物を描いているというわけです。
こういうスタイルのいいところは第1話が面白くなかったら飛ばして第2話を観ても全く問題ないところですね(まあありがたいことに今のところ全話面白いですが)。もちろん一見関係のない話がどんどん交わっていくという展開でもないのでご安心を。もっと砕いて言うとタモリのポジションすらない「世にも奇妙な物語」といったところでしょうか。
それぞれの話の作者は別々ですがどの話も人間の嫌なところを描写しており鑑賞後はなんとも言えない気持ちにさせてくれますよ、オススメです。

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